今回は、メーカーでの生産が終了している旧式の「間接おいだき配管」を撤去し、最新のふろ給湯器へ変更した特殊工事事例をご紹介します。
目次
1. 給湯器交換における「特殊事例工事(特殊工事)」とは?
給湯器交換における「特殊事例工事(特殊工事)」とは、既存とまったく同じ場所・同じ型の給湯器をそのまま置き換える標準作業にとどまらず、機器タイプの変更、配管延長、配管閉塞などが追加で必要となる工事のことです。
当店では、以下のような異なる機種への変更施工を多数手がけております。
- 電気温水器やエコキュートから、ガス給湯器への変更
- 暖房機能付き給湯器から、シンプルなふろ給湯器への変更
- おいだき機能付き給湯器から、給湯専用機への変更
2. 特殊工事が発生するパターンと撤退・統合メーカー
特殊工事が発生する大きな要因として、同じサイズや後継機種の生産をメーカーが終了してしまったケースが挙げられます。
お客様ご自身からの「使い勝手を変更したい」というご要望もありますが、多くはメーカー都合による生産終了がきっかけとなります。ここで、かつて給湯器を生産していたものの、現在は撤退または事業譲渡した主なメーカーをご紹介します。
TOTO / パナソニック(松下電器産業) / ハーマン / ガスター / INAX など
現在の主要給湯器メーカー(リンナイやノーリツなど)に吸収合併されている場合もあり、必ずしも後継品が存在しないわけではありません。
しかし、上記メーカーの製品は生産終了から長い年月が経過しているため、部品の保有期間も過ぎています。使用されている方は不具合が出る前に、お早めの交換検討をおすすめします。
3. 【施工事例】間接おいだき配管の撤去と機種変更
今回ご依頼いただいた現場も、後継品の生産終了に伴い、最新機種への変更工事を行いました。そもそも「間接おいだき」とは?
浴槽内のお湯を給湯器へ直接巡回させる現在の仕組みとは異なり、浴槽の外側に取り付けられたヒーターへ約80℃の温水を流し、その熱で間接的にお湯を温める構造のことです。
直接お湯を循環させないため「お湯が汚れない」というメリットはありましたが、温まるまでにかなりの時間がかかるのが難点でした。タイパ(タイムパフォーマンス)やコスパが重視される現代においては、少し時代遅れな仕組みとなってしまった給湯器と言えます。
4. 給湯器本体以外に必要な追加工事内容
今回の施工では、給湯器本体の交換に加え、以下の追加配管工事等を実施いたしました。
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①排気筒・排気筒トップの交換: 新しい給湯器の仕様に適合する排気部材への変更が必須です(※マンション等の高所の場合、足場が必要になる場合があります)。
- ②配管の延長工事: 給湯器本体を壁掛け位置へ変更したため、既存配管を給湯器まで延長接続する工事を行いました。
- ③おいだき配管・循環金具交換工事: 固着していた既存ヒーターを慎重に撤去し、新しくおいだき配管を新設しました。
- ④2つ穴から1つ穴への塞ぎ加工: 旧式のヒーターは2つの穴でお湯を温めていましたが、最新給湯器は1つの循環金具で温めます。専用部材(バスキャップ)を使用して、不要になったもう片方の穴をしっかりと閉塞しました。 今回は長年がっちりと固定されていたヒーターの取り外し作業に時間を要しましたが、無事に漏水・排気チェックをクリアし、快適にお使いいただける状態へ施工いたしました。
まとめ:特殊な施工や配管変更もまずは専門店へご相談を
- 後継品がない旧式メーカー製品も、機種変更・配管加工で最新機種へ移行可能
- 間接おいだきから直接循環タイプへ変更することで、おいだきスピードが大幅に向上
- 不要な浴槽穴は専用部材で安全に閉塞処理
今回の現場はマンションの共用廊下側での作業だったため、必要な配管延長・排気トップ変更も含めてすべて安全に施工を完了できました。
設置環境が室内である場合や、高所で足場が組めない現場など、状況によっては対応が難しいケースもございます。まずは現場のお写真などを添えて、お気軽に当店の無料査定・お見積り窓口までお問い合わせください!

