給湯器号数の選び方と号数の比較

給湯器は給湯能力(お湯をつくる力)を「号数」で表します。給湯器は号数の選び方によって、シャワーや台所での使い心地に大きく影響します。給湯器の交換を検討中の方は、お使いの号数が最適なのか改めて確認してみてください。
そこで、号数の種類や計算方法、号数アップや号数ダウンのご提案まで、給湯器交換時の号数選びに役立つ情報をまとめてみました。

  1. 給湯器の号数とは?
  2. 号数の計算方法は?
  3. 号数の変更を検討したい
  4. 選ぶ号数によってガス料金は変わる?
  5. 給湯器号数の選び方まとめ
 

給湯器の号数とは?

突然「号数」と言われてもピンと来ない方が多いと思います。給湯器の「号数」とは、水温+25℃のお湯を1分間に何ℓ作れるかを表した数字です。つまり24ℓ出すことができれば、号数は24号となります。現在国内で製造販売されている給湯器の号数は5号~50号(業務用含む)です。この号数が大きいほど、給湯器は一度に多くのお湯を作ることができます。

<当店取扱いの給湯器号数>

家庭用:16号/20号/24号/27号/32号

業務用:16号/20号/24号/32号/50号

給湯器メーカーは、各家庭の世帯人数や使い方によって大まかな号数の目安を示しています。それぞれどのような違いがあるのでしょうか?一般的なご家庭で多く使われている、16号・20号・24号の選び方の目安について確認してみましょう。

給湯器号数選び方の目安

上記のように、同居している人数が多いほど同時にお湯を使う頻度が高いため、大人数のご家庭には大きな号数の給湯器をおすすめしています。

ただし同じ世帯人数でも、お湯を使う量はライフスタイルによって各ご家庭それぞれ違いが出てきます。3人家族でも生活時間が違うため同時にお湯を使う頻度が少ない場合は、16号を選んでも問題ないと思います。

また、冬場は水温が低くなるため設定温度と水温の差も大きくなり、1分間に作ることができるお湯の量が少なくなってしまいます。給湯器の号数を検討するときには、お湯を使う機会の多い冬場を想定して選ぶことが大切です。

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号数の計算方法は?

号数算出例

号数算出例

「冬場を想定したお湯の量」と言われても、具体的にどのくらいお湯を使うのか想定し難いと思います。そこで、必要号数を算出する計算式をご紹介いたします。

必要号数 ={(設定温度 - 水温)×毎分出湯量 }÷25

■4人家族、シャワーと台所・洗面所でお湯を同時使用することの多いご家庭の場合 ※冬場(水温平均5℃)を想定

・シャワー:設定温度42℃、10ℓ/分と想定
{(42-5)×10}÷25=14.8号
・台所:設定温度35℃、4ℓ/分と想定
{(35-5)×4}÷25=4.8号
・洗面所:設定温度35℃、4ℓ/分と想定
{(35-5)×4}÷25=4.8号
合計:14.8号+4.8号+4.8号=24.4号

3ヶ所で同時にお湯を使用する場合に快適な号数の目安は、24号ということになります。春~秋を想定する場合は、平均水温を17℃に変更して計算してみてください。

実際の最大給湯能力は配管の状況や給水圧などの要因によって一律ではありませんので、算出した数字はあくまでも号数を選ぶための目安としてください。

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号数の変更を検討したい

それでは具体的に、現在ご自宅に設置されている給湯器の号数を確認してみましょう。

一番簡単に知る方法は、本体に張ってあるシールを見ることです。年代やメーカーにもよりますが、GS-1600W-1(パーパス)やRUX-A2010W-E(リンナイ)、GQ-2437WS(ノーリツ)など、号数のヒントになりそうな型番が記載されています。例に挙げた型番では赤字部分が号数を表しています。

給湯器の型式・型番の調べ方はこちら

現在使用中の給湯器の号数がわかれば、現在のお湯の使い勝手によって号数変更を検討することが可能です。

例えば、「以前は4人世帯で24号を使用していたが、現在は2人世帯で利用頻度も以前ほどではない」という場合であれば号数ダウンして20号を選び、初期費用を抑えるのが賢い選択と言えるでしょう。

逆に「以前は3人世帯で20号を使用していたが、家族が増えて4人世帯になりお湯を同時に使うことが多くなった」という場合は、24号に号数アップすることをおすすめします。

また、「3人世帯で16号給湯器を使用していたが、特に不自由を感じていない」ということであれば、無理に号数をアップする必要はないでしょう。

このように、各ご家庭での使い方や現在の状況を考慮して号数を選ぶことが大切です。

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選ぶ号数によってガス代は変わる?

ところで、号数アップを検討する上で気になるのがガス代ですね。ガス代は、作ったお湯の量によって決まります。使用するお湯の量が同じであれば、ガスの使用量にも変わりはありません。つまり浴槽に同じ量だけ湯はりをするのであれば、16号でも24号でも同じということです。

ただし、シャワーや蛇口などでお湯を使うと、号数アップによってお湯の出も良くなるため、使用量が多くなりガス代が高くなることがあります。シャワーの出が良くなったからといって、使いすぎには要注意ですね。

基本的には、使い方(作るお湯の量)が変わらなければ、ガス代も大きくアップすることはないでしょう。

ただし、号数が上がると本体価格が高くなってしまうこともありますのでご注意ください。また、反対にメーカーや機種によっては16号より20号の方が価格が安い場合もあります。ガス代や本体価格、使い勝手など、様々な角度から比較して選ぶことが大切です。

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給湯器号数の選び方まとめ

  1. 一般的な家庭で使用される給湯器の号数は16号/20号/24号
  2. 世帯人数を目安に号数を選ぶこともできるが、設定温度と水温から号数を計算することもできる。
    必要号数 ={(設定温度 - 水温)×毎分出湯量 }÷25
  3. 使用中の給湯器の型番で号数を確認し、現在の使い勝手やライフスタイルから号数アップや号数ダウンを考えてみる。
  4. 号数アップしても使うお湯の量が変わらなければ、ガス代も大きく変わることはない

お湯の量を左右する「号数」を選ぶことは、給湯器選びの中でも重要な要素のひとつです。ご家族の人数や季節、お湯の使い方、現在お使いの給湯器の使い心地、価格などを踏まえて号数を選んでみてください。

「今の給湯器の号数が最適なのかわからない」「号数アップを検討してみたい」と迷っていらっしゃる方は、是非当店にご相談ください。現在の状況をお伺いした上で、快適な号数選びのお手伝いをさせていただきます。お見積り・現地調査は無料です!

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公開日:2017年2月28日

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