給湯器交換・修理完全対応マニュアル

日本の一般家庭では、"給湯器を点けて蛇口を捻ったら温かいお湯が出る"のが当たり前。しかし、給湯器は機械ですから、突然壊れてしまってお湯が出ない、温度が安定しないなんて事態が生じることも。もしかすると、今、この文を読んでいるあなたも、突然、給湯器が故障してしまって、焦っているお一人かもしれませんね。しかし、このページにたどり着いたからには、もう大丈夫。最後まで読んでいただければ、故障した給湯器の交換・修理の依頼をスムーズに行えるはずです。給湯器交換のプロ「給湯器ドットコム」が、費用相場から、依頼までの手順、また、交換と修理どちらにすべきかといった疑問に至るまで、給湯器交換・修理を進めるにあたって知っておくべきことを徹底解説していきます!

  1. 給湯器交換・修理の費用相場は?
  2. 給湯器が壊れたかな?と思った時に確認すること
  3. 給湯器が故障したら、交換すべき?修理すべき?
  4. 給湯器交換を依頼する前に確認すべきこと
  5. 壊れてしまった給湯器と同じ機種に交換することはできる?
  6. 給湯器交換・修理はどこに依頼をするのが良い?
  7. 給湯器の故障でお困りですか? 給湯器交換や各メーカーへの修理依頼は給湯器ドットコムへお任せください

給湯器交換・修理の費用相場は?

給湯器が故障した際にかかる費用は、メーカー保証期間内の修理・メーカー保証期間外の修理・給湯器交換のどれで対応するのかによって、大きく異なります。

メーカー保証期間内の修理の場合

メーカー保証期間内の故障であれば、無償で修理してもらうことが可能です。保証期間は、BL製品(※)で2年、非BL製品で1年。延長保証制度を利用している場合は、その延長した年数となります。

※品質、性能、アフターサービス等に優れた住宅部品。

メーカー保証期間外の修理の場合

メーカー保証期間経過後の故障の場合は、有償での修理になります。有償修理にかかる費用は、出張費+部品代+技術料です。

どのような不具合に対してどのくらいの費用がかかるのか、多少の幅はありますが、なるべく具体的にまとめましたので、まずは、下記の表をご覧ください。

燃焼系の不具合(バーナー劣化・ガス電磁弁不良等)

出張費

¥2,000~¥3,000程度

技術料

¥5,000~¥10,000程度

部品代

¥8,000~¥20,000程度

合計

¥17,000~¥33,000程度

電装系の不具合(基盤不良・各種配線腐食・断線等)

出張費

¥2,000~¥3,000程度

技術料

¥3,000~¥15,000程度

部品代

¥1,000~¥28,000程度

合計

¥6,000~¥46,000程度

安全装置系の不具合(温度ヒューズ・過熱防止装置等)

出張費

¥2,000~¥3,000程度

技術料

¥3,500~¥30,000程度

部品代

¥2,000~¥25,000程度

合計

¥7,500~¥58,000程度

水制御系の不具合(流量検知・切替弁・注湯電磁弁等)

出張費

¥2,000~¥3,000程度

技術料

¥5,000~¥12,000程度

部品代

¥3,000~¥20,000程度

合計

¥10,000~¥35,000程度

操作リモコンの不具合(台所・風呂・増設等)

出張費

¥2,000~¥3,000程度

技術料

¥6,000~¥15,000程度

部品代

¥8,000~¥20,000程度

合計

¥16,000~¥38,000程度

給湯器の修理費用概算一覧はこちらから

出張費は、作業員の訪問に対して発生する費用です。実際の請求額は、修理を実施するメーカーの事業所を基点に、修理場所までの距離で算出されるため、事業所や修理場所の住所によって変動します。

この出張費は、作業員が修理場所で故障した給湯器の確認などを行なった場合、結果として修理ができなくても請求されるもの。修理ができなかった場合、メーカーごとに多少の差はありますが、「出張点検費(出張費+技術代)」として、おおよそ¥5,000~¥8,000程度請求されます。

実は、メーカー修理スタッフが訪問したものの、修理できなかったというのは意外とあるある。メーカーからすると、訪問だけでも人件費や交通費がかかるため、「出張点検費」の請求は当然のことではあるのですが、消費者からすると、「給湯器が直らなかったのにお金が取られるのか…」と、少し釈然としませんよね。「出張点検費」を余計に支払わないために、もう少し先にある「給湯器が故障したら、交換すべき?修理すべき?」を読み込んでいただき、本当に修理で良いのか、交換でなくて良いのかを事前にしっかり検討してから、修理を依頼するようにしましょう。

また、給湯器を修理する場合は、メーカー保証期間内はもちろん、保証期間経過後であっても、基本的に、メーカーに修理を依頼します。理由については後述しますので、ここでは、そういうものと思って読み進めてください。メーカー修理のため、当然、部品代は定価で請求され、担当者が値引きをすることは、まずありません。メーカーが値引きなどをしてしまえば、販売代理店の立場をなくしてしまうことになるからです。部品といっても、熱交換器などは¥35,000もするのですから決して安い買い物ではありませんが、給湯器を修理する場合は、仕方がないと考えてください。

給湯器交換の場合

給湯器交換の場合は、メーカーに依頼をするか、給湯器販売業者に依頼をするかで費用が大きく異なります。給湯器交換にかかる費用は、給湯器本体価格+リモコン価格+標準工事費+追加工事費。このうち、メーカーと給湯器販売業者で最も価格に差が出るのが、「給湯器本体価格+リモコン価格」です。 16号給湯器を例に、「給湯器本体価格+リモコン価格」のメーカー希望小売価格と、「給湯器ドットコム」の販売価格を表にまとめたので、参考にしてください。

給湯器メーカー希望小売価格(本体+リモコン)給湯器ドットコム割引率給湯器ドットコム販売価格
給湯専用機給湯器本体:GS-1602W-1
リモコン:MC-100
¥131,670
¥10,340
89%OFF
30%OFF
¥13,325
¥7,238
ふろ給湯器給湯器本体:GX-2403AW
リモコン:TC-700L
¥374,110
¥38,830
83%OFF
30%OFF
¥63,494
¥27,181
ふろ給湯器 エコジョーズ オートタイプ給湯器本体:GX-H2402AW
リモコン:TC-700L
¥401,390
¥38,830
81%OFF
30%OFF
¥74,453
¥27,181
温水暖房付ふろ給湯器オートタイプ給湯器本体:GH-2401AWH6
リモコン:TC-H700L
¥454,960
¥38,830
74%OFF
30%OFF
¥115,392
¥27,181

標準工事価格は、既存の給湯器と同じタイプの給湯器に交換する場合にかかる工事費用のことです。相場は、おおよそ3万~10万円で、設置方法の都合上、戸建てよりも集合住宅の方が高くなる傾向にあります。標準工事価格についても、給湯器販売業者よりも、メーカーの方が高くなるため、「給湯器本体価格+リモコン価格+標準工事費」のトータル費用を比較した場合、メーカーへ依頼する方が、圧倒的に高くなります。

追加工事費は、既存の給湯器と同じタイプの給湯器に交換する場合は発生しませんが、給湯器の種類や設置方法を変更したり、給湯箇所を増やしたり、エコジョーズを新しく導入する場合のほか、給湯器の設置場所が極端に狭い場合などはかかる可能性があります。参考までに、「給湯器ドットコム」の追加工事項目と費用を表にまとめておきます。

追加工事価格(税込)
配管延長¥16,500
狭小敷地作業¥13,200
給水バルブ交換¥8,800
寒冷地ヒーター¥16,500
かさ上げ¥2,200

給湯器が壊れたかな?と思った時に確認すること

給湯器が壊れたかな?と思ったら、まずは、以下の3点を確認しましょう。

給湯器本体の型番・品番

給湯器は、異なる機種でも見た目が同じということが多いため、外見だけで機種を特定するのは危険です。正しい修理部品や交換機種を知るために、型番・品番を確認しましょう。

よく、リモコンの品番を確認する方がいらっしゃいますが、リモコンに書いてあるのはリモコンの品番です。リモコンは、複数の機種に対応しているため、給湯器本体の型番・品番が書いてあることは、ほぼありません。見に行くのが少し手間かもしれませんが、必ず、給湯器本体を見て、型番・品番を確認してください。

リモコンに表示されるエラー番号

給湯器が故障すると、ほとんどの場合、リモコンにエラー番号が表示されます。エラー番号から故障内容を確認し、控えておきましょう。エラーの内容によっては、修理や交換以外の何らかの対処で直る場合もあります。

【メーカー別リモコンエラー番号一覧はこちら】

給湯器の取扱説明書

リモコンが無い給湯器やリモコンにエラー番号が表示されていない場合は、給湯器の取扱説明書に掲載されている不具合の解決方法を試してみましょう。単純なガスメーター復帰や、電源のoff/onで直る場合もあります。以下のページにも、給湯器の交換・修理を依頼する前に試してみるべき不具合の解決方法をまとめてありますので、参考にしてみてください。

【給湯器が故障?修理前のアドバイスはこちら】

「給湯器を取り付けたのなんてもう何年も前だから、取扱説明書なんてどこへいったか…」という方も多いと思いますが、大丈夫!各メーカーのWebサイトから取扱説明書のダウンロードが可能です。

▶︎リンナイ 取扱説明書ダウンロード ▶︎パロマ ダウンロードサービス ▶︎大阪ガス 取扱説明書ダウンロード ▶︎東京ガス 検索・ダウンロードサービス ▶︎ノーリツ 製品データサービス ▶︎パーパス ダウンロード

給湯器が故障したら、交換すべき?修理すべき?

不具合の解決方法を試しても直らない場合は、給湯器の交換や修理を検討しなければなりません。メーカー保証期間内の故障であれば、メーカー修理一択ですが、メーカー保証期間外の場合は、給湯器交換と修理のどちらがベストなのでしょうか?

給湯器の修理はできる? 部品の在庫を確認

給湯器の耐用年数/寿命は、一般的に10年程度と言われていて、使用環境によっては、それよりも短くなってしまうことも少なくありません。この10年というのが1つの区切りになっており、メーカーは、給湯器の製造終了後10年間は部品を保有しておく決まりになっていますが、それ以降は、在庫がなくなり次第廃番盤となるのが一般的。そのため、故障した給湯器が、まだ製造されているか、あるいは、製造終了後10年以内の場合は、メーカーに修理してもらうことができますが、製造終了後10年以上が経過している場合は、部品の在庫がなく、修理を受けられない可能性が非常に高いのです。

給湯器の修理を検討している場合は、まず、故障した機種が、製造終了から何年経っているかを調べましょう。

▶︎ノーリツ 品番を入力して検索をすると、製造終了の場合は、「○○○○年○月廃止」の表示があります。 ▶︎リンナイ 品番を入力して検索をすると、製造終了日が表示される場合があります。 ▶︎パーパス 部品供給終了品番の一覧が用意されています。 ▶︎東京ガス 品番を入力して検索をすると、販売開始年月が表示されます。(目安にしてください。)

※パロマ、大阪ガスは、Webサイト上では製造終了年月を確認できないため、電話にて確認してください。

製造終了から10年以上経過していたら、修理は難しい場合が多く、また、使用期間も10年以上でしょうから、給湯器交換が妥当ですが、どうしても修理して使い続けたいということであれば、運良く部品が残っている可能性に賭けて、先ほどの各メーカーのWebサイトで調べてみるのもありです。部品の在庫が残っていそうで、給湯器を修理したい場合は、こちらのボタンから各給湯器メーカーへ修理をご依頼ください。

【各給湯器メーカーへの修理依頼はこちら】

部品が廃番盤の場合は、残念ながら修理ができないため、給湯器交換となります。このまま最後まで読み進めていただき、ぜひ、「給湯器ドットコム」へ給湯器交換をご依頼ください。

ちなみに、リモコンのみが壊れてしまった場合でも、部品が手に入らず修理ができないのであれば、給湯器本体とリモコンをセットで交換することになります。給湯器は、ほとんどのメーカーで後継機種が発売されていますが、残念ながら、後継機種のリモコンが古い機種に対応していることは、ほぼないからです。逆もまた然り。

ですが…、リモコンのみの故障なら、中古のリモコンを購入するという手もあります。「給湯器ドットコム」では、2018年より、お客様のご要望にお応えして中古リモコンの販売を行っています。

【中古台所リモコン一覧はこちら】 【中古浴室リモコン一覧はこちら】 【中古床暖房リモコン一覧はこちら】

ただし、中古リモコンへの交換は、あくまで応急処置。先ほどもお伝えしたように、部品が手に入らないということは、製造終了から10年以上経過しているということですから、使用期間も10年以上なはず。近いうちに給湯器交換が必要になると考えておいてください。

給湯器交換と修理の判断基準は?

給湯器の修理が可能な場合、交換と修理のどちらにするかは、使用年数を判断基準にするのが一番だと考えています。少し雑な言い方になりますが、メーカー保証期間中は当然修理! 保証期間外から8年未満は故障した箇所と費用対効果を考えて選択! 8年以上は給湯器交換!をベースに考えていただければ良いでしょう。

先ほどもお伝えしましたが、給湯器の寿命は、一般的に10年程度と言われています。寿命が近づいた給湯器、あるいは、寿命以上に長持ちしている給湯器が故障してしまった場合でも、部品があるのであれば、出費を抑えるために修理にしたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、これは、逆に高くつく可能性があります。なぜなら、故障したのがたとえ一カ所でも給湯器全体が劣化していることは間違いなく、修理後少し経ってから、今度は別の箇所が故障してしまう可能性が高いからです。修理を繰り返していたら、合計金額が給湯器交換費用よりも高くなったという事例は山ほどあります。また、当然、新しい機種の方がエネルギー効率が良いため、給湯器交換をすることで、光熱費が下がる可能性も大。したがって、使用年数が長い場合、特に、給湯器の寿命のサインが出ている場合は、給湯器交換がベストなのです。

一番悩むのが、保証期間外から8年未満の、まだ寿命には早いタイミングでの故障。ここで、給湯器交換と修理で大きく異なる点をまとめた表をご覧ください。この表の内容は、そのまま、給湯器交換と修理のメリット・デメリットと考えていただいて差し支えありません。

項目

給湯器交換

給湯器修理

保証期間内費用

圧倒的に高い

無料

保証期間外費用

圧倒的に高い

安い

短期の故障確率

圧倒的に低い

圧倒的に高い

エネルギー効率

高い

低い

湯量や機能変更

変更可能

変更不可

細かい話をすると、給湯器交換と修理の違いはもっといろいろあるのですが、結局のところ、給湯器故障後の対応として最も重要視すべきは中長期的に見た費用対効果です。つまり、この表でいうと、保証期間外費用×短期の故障確率の値が重要ということ。なので、給湯器交換か修理かで悩んだ場合には、まず、給湯器修理の費用と給湯器交換の費用を比べてみましょう。

ここでは、よくある安全装置系の故障の修理費用と、当店最安の給湯器交換工事込パックの値段を比較します。

ガス給湯器の場合

安全装置系の故障の修理費用

GS-1602W-1工事込パック

¥7,500~¥58,000程度

¥60,100(税込)

差額:¥2,100〜¥52,600で新品給湯器に交換可能!

ガスふろ給湯器の場合

安全装置系の故障の修理費用

GX-1603AW-1工事込パック

¥7,500~¥58,000程度

¥128,200(税込)

差額:¥72,000〜¥120,700で新品給湯器に交換可能!

【給湯器交換工事込パック一覧】

この差額をどう考えますか?仮に、修理費用が¥7,500で済むなら、今回は修理をして、数年後にもう一度修理や給湯器交換をしたとしても、損をしたようには感じないでしょう。しかし、修理費用が¥58,000かかるとしたら、今回修理をして、数年後にもう一度同程度の修理や給湯器交換をするよりも、1回目の故障時点で給湯器交換をしてしまった方が圧倒的に安く済む可能性が高いです。ちなみに、この修理費用は、故障箇所一カ所にかかる費用。修理箇所が複数の場合は、もっと高くなります。せっかく高いお金を払って修理をしたのに結局給湯器交換をするなんて、これほどもったいないことはありませんから、保証期間外から8年未満の故障の場合は、修理費用が安く済む、且つ、初めての故障であれば修理、修理費用が高額になりそう、あるいは、既に1度以上修理をしているのであれば、思い切って給湯器交換をするのがおすすめです。

修理できない可能性がある場合は、給湯器交換を依頼する準備もしておくべき

給湯器は毎日の生活に無くてはならないものですから、メーカーの対応は早く、繁忙期でなければ修理依頼の翌日、遅くとも翌々日には修理担当者が確認に来てくれるはずです。

しかし、修理担当者が確認に来たからといって、必ずしも当日中に直るとは限りません。故障の内容や部品の手配などによって、修理が完了するまでに数日かかることも。また、長期間利用した給湯器は、現場確認の段階で修理不可と診断される可能性が非常に高く、それから給湯器交換の依頼の準備をするとなると、給湯器が使えるようになるまで、さらに数日かかります。蛇口を捻ってお湯が出ないって、とっても不便。自宅でお風呂にもシャワーにも入れませんし、そんな状態で何日も生活したくはありませんよね。

こういった事態を避けるためにも、修理を希望しても修理ができない可能性がある場合、特に、すでに製造が終了している機種を修理したい場合は、修理依頼をすると同時に、交換可能機種や給湯器交換の費用、設置までにかかる期間などを調べ、修理ができないと分かった時点で、すぐに給湯器交換を依頼できるようにしておきましょう。

「給湯器ドットコム」の「Web見積もり」なら、現在使用中の給湯器の設置状況に関する質問に回答するだけで、給湯器交換にかかる費用の概算を知ることができます。Web上で完結するので、個人情報の入力も、担当者からの連絡を待つ時間も必要ありません。

 Web見積りはこちら

ちなみに、故障した給湯器と同じタイプの給湯器を付け替える単純な交換の場合、工事は1日で完了します。工事にかかる目安時間は、給湯専用器・給湯暖房専用器で、1~2時間程度、ふろ給湯器で、1.5~2.5時間程度、温水暖房付ふろ給湯器で、2~3時間程度です。給湯器の設置場所、搬入経路、オプション工事があるかどうかによって工事にかかる時間は変動しますし、また、給湯器のタイプを変更したり、設置方法や設置場所を変更する場合は、もっと長時間の工事になります。実際の工事予定時間は、見積もりを取る際に確認するようにしましょう。

給湯器交換を依頼する前に確認すべきこと

給湯器を修理する場合は、故障した給湯器の型番・品番、リモコンのエラー番号などの故障内容がわかる情報があれば依頼できますが、給湯器交換の場合は、故障した給湯器についてもう少し把握しておく必要があります。ここからご紹介する5つのポイントを順に確認していき、故障した給湯器について正しく把握しましょう。この5つのポイントを確認しておけば、「給湯器ドットコム」の「商品検索」などから交換できる給湯器を絞り込むことができ、さらに、その機種をインターネットで検索すれば、おおよその費用相場もわかります。費用相場を把握しておくことは、業者との価格交渉にも役立ちますよ。

ポイント① 給湯器のタイプ(基本機能)

現在設置されている給湯器のタイプを確認します。機能の有無が合致するのは、下の表のA~Eのどれでしょうか?

ご自宅の給湯器の機能給湯機能浴槽自動湯張機能床暖房・浴室暖房機能
A 給湯専用器××
B ふろ給湯器×
C 温水暖房付ふろ給湯器
D 温水暖房付給湯器×
E 暖房専用器××

※一般家庭は、B ふろ給湯器、または、C 温水暖房付ふろ給湯器のどちらかの場合が多いです。

ポイント② 従来品かエコジョーズか

ECOジョーズ

給湯器本体を確認して、エコジョーズマークがあるかないかを確認します。マークがある場合は、エコジョーズ、無い場合は、従来品です。ちなみに、エコジョーズの可能性があるのは、2002年以降に設置、あるいは、給湯器のタイプを変更した場合のみ。まだまだ、従来品を設置している家庭が多いです。

ポイント③ 給湯器の号数

一般的に、家庭用給湯器の号数は、16号、20号、24号のどれかです。ほとんどのメーカーの給湯器で、型番・品番の数字の最初2文字が号数を表しているため、品番がわかっていれば、号数を確認できます。

【例】

ノーリツ GT-1660SAWX BL ⇒ 16号

リンナイ RUF-A2005SAW(A) ⇒ 20号

パーパス GX-2400AW ⇒ 24号

パロマ FH-204AWDL ⇒ 20号

給湯器の号数について、もっと詳しく知りたい方は、「給湯器号数の選び方と号数の比較」の記事をチェックしてみてください。

【給湯器号数の選び方と号数の比較はこちら】

ポイント④ オートタイプかフルオートタイプか

ポイント①で、B ふろ給湯器、または、C 温水暖房付ふろ給湯器だった場合は、浴槽自動湯張機能が、オートタイプかフルオートタイプかを確認してください浴槽のお湯が減った時に、リモコン操作をしてたし湯をする場合は、オートタイプ、湯量の変化を検知し、自動的にたし湯をしてくれる場合は、フルオートタイプとなります

給湯器の機能について、もっと詳しく知りたい方は、「給湯器の選び方」の記事の「③お風呂のお湯はり、追い焚き、保温、たし湯はどのタイプですか?」をチェックしてみてください。

【給湯器の選び方はこちら】

ポイント⑤ 設置方法

給湯器の設置方法を確認しましょう。外壁に設置されている場合は、壁掛型、地面に置かれている場合は、据置型。見たままなので、すぐにわかると思います集合住宅の廊下のパイプシャフト庫の中に設置されている場合は、見た目は壁掛型ですが、PS設置型となります。

給湯器の設置方法について、もっと詳しく知りたい方は、「給湯器の選び方」の記事の「①給湯器はどこに設置されていますか?」をチェックしてみてください。

【給湯器の選び方はこちら】

壊れてしまった給湯器と同じ機種に交換することはできる?

購入してからどのくらい経過しているかにもよりますが、給湯器交換をするということは、それなりに長期間使用していると思いますので、残念ながら、同じ機種はすでに製造を終了している可能性が高いです。また、技術の向上と共に、給湯器の性能も年々向上しているため、あえて、古い同機種に交換する必要は無いのでは?

各給湯器メーカーは、余程のことがない限り後継機種を発売し続けていますし、また、同一メーカーでなくても、同じタイプ・号数・設置方法であれば、ほとんどの機種が交換可能です。そのため、仮に使用していた給湯器が10年以上前の、すでに廃番になった機種だったとしても、複数の給湯器の中から交換する機種を選ぶことができます。メーカーの変更をご検討されている場合は、ぜひ、「給湯器ドットコム」がおすすめするメーカーとその理由をご紹介している「給湯器メーカー比較一覧」も参考にしてみてください。

【給湯器メーカー比較一覧はこちら】

今すぐ、同一メーカーの後継機種や他のメーカーの交換可能機種が知りたい場合は、「後継機種を探す」からどうぞ。ご利用中の給湯器の型番・品番は、すでに把握されていると思うので、検索ですぐにわかります。

【後継機種を探すはこちら】

給湯器交換・修理はどこに依頼をするのが良い?

給湯器が故障した場合、戸建てであれば家を建てた工務店やハウスメーカー、建築会社へ、集合住宅であれば、管理会社へ、まず連絡をするのが一般的です。しかし、戸建ての場合は、仮に、家を建てた業者に連絡をしても、メーカーに修理を依頼してくれるか、下請け業者を手配してくれるだけなので、あまり相談する意味はないかもしれません。そこで時間をかけるよりは、ご自身で給湯器交換や修理を依頼する方が、早く済ませられる可能性が高いです。また、集合住宅でも分譲の場合は、結局、ご自身でメーカー修理や給湯器交換を依頼することになるため、こちらも、管理会社へ連絡する必要はないでしょう。一方、賃貸の場合は、基本的にご自身で依頼することはできませんので、管理会社に手配してもらいます。

ご自身で給湯器交換や修理を依頼する場合の依頼先はメーカーです。「給湯器交換・修理の費用相場は?」の「メーカー保証期間外の修理の場合」でもお伝えしましたが、メーカー保証期間内であれば、メーカーに修理を依頼するのが当たり前だと思いますが、給湯器の場合は、メーカー保証期間経過後であっても、基本的にメーカーに修理を依頼します。なぜなら、給湯器メーカーは、修理に必要な部品や材料を、不特定多数の業者に販売しているわけではないため、いわゆる一般の給湯器修理業者というのが存在しないからです。稀に、「メーカーより安く修理します!」という業者がいたりもしますが、ホームセンターなどで手に入る一般的な材料だけで修理可能な故障の場合に限ります。仮に、そういった修理業者に依頼してから、メーカー製造の純正部品が必要なことが判明した場合、結局、メーカーの修理スタッフ、または、メーカー指定の修理業者へ引き継ぐことになります。時間とお金を無駄にしないためにも、給湯器の修理は、最初からメーカーに依頼をしましょう。

給湯器交換の場合は、「給湯器メーカー」「ガス会社」「給湯器販売業者」のどこかに依頼します。信頼感という点では、「給湯器メーカー」「ガス会社」が一番かもしれませんが、給湯器メーカーの場合、給湯器本体価格+リモコン価格は定価になりますし、ガス会社の場合でも、割引率は低いです。また、選べる給湯器が少ないというのもデメリットの一つかもしれません。

その点、「給湯器販売業者」は、独自の割引で本体価格が80%OFF、90%OFFになる場合もあり、また、取り扱いメーカーも多いため、給湯器交換には最適。ただし、本当に信頼できる業者かをしっかりと見極めてから依頼しなければなりません。給湯器の交換には資格が必要ですが、無資格のスタッフが施工する、悪質な会社も存在しています。

また、自分で給湯器交換や修理ができそうだと思っても、絶対にご自身ではやらないでください。無資格者の交換工事や修理は、事故につながる大変危険な行為です。必ず、資格を有するプロに任せましょう。

給湯器の故障でお困りですか? 給湯器交換や各メーカーへの修理依頼は給湯器ドットコムへお任せください

ここまでお読みいただいたのであれば、もう、故障した給湯器の交換・修理の依頼をスムーズに行えるはずです。

給湯器を修理すると決めた方は、メーカーへ修理を依頼する際に、当店「給湯器ドットコム」を経由していただくことをおすすめしています。当店から修理依頼を行なった場合、当日、または、翌営業日に、メーカーの修理担当者から連絡があり、その時点で、部品の在庫があるか、修理が可能かを確認することができます。つまり、修理ができない場合に、無駄な出張費を支払わずに済むのです。

【各給湯器メーカーへの修理依頼はこちら】

給湯器交換と決めた方は、このページをご覧いただいたのも何かのご縁ですから、ぜひ、当店「給湯器ドットコム」へ無料見積もりをご依頼ください。「給湯器ドットコム」は、有資格者の専門スタッフが、お見積もりから給湯器交換工事完了まで、スピーディ且つていねいに対応いたします。

お急ぎの方は、お電話でもOK! 給湯器の故障でお困りの方は、どんなに小さなお悩みでも、ぜひ、「給湯器ドットコム」へお気軽にご相談ください。


公開日:2020年9月17日

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営業時間9:00~17:30(日祝日をのぞく)